「カード」や「パズル」で
コンピュータやプログラミングが学べる
ナゾとき冒険ストーリー

テラと7人の賢者

今、世界中で注目を集めているコンピュータやプログラミング学習メソッド「コンピュータ・サイエンス・アンプラグド」が、ナゾとき物語になった!

カードやパズル、手品などの”ナゾ”をときながら、楽しく読むだけで、これからの時代、子どもたちに必須となるコンピュータの知識やプログラミング的思考が自然と身につきます。

切り取って使えるカード+別冊の解説「冒険の書」つき

監修:兼宗進・白井詩沙香 協力:Tim Bell
[判型]B5変 [ページ数]128ページ
[ISBNコード]978-4-05-204653-7

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賢者から出される ナゾの一部を
たいけんできるよ!
(外部サイト)

01 | コンピュータ・サイエンス・アンプラグドって?

ニュージーランド カンタベリー大学のティム・ベル博士が考案した、カードやゲームなどを用いて、楽しみながらコンピュータ科学を学ぶ学習法です。今世界中で、小学生から大学生まで、幅広く活用されています。日本でも、学校の授業の中で取り入れられるなど、普及が進んでいます。

コンピュータ・サイエンス・アンプラグドについて(外部サイト)

02 | 問題解決力を育む、体験型の読み物

これまでの教育は、「ルールを教わり、それを適用して正解する」ことに重きが置かれていました。
一方コンピュータ・サイエンス・アンプラグドは、「起きていることを観察し、自らルールを発見し、問題解決する」ことをコンセプトとしています。
本書では、書きこみ式のパズルやカードを使った謎解きをたくさん掲載し、実際に手を動かして体験できる工夫をしてあります。

 

03 | 学びを深める「冒険の書」

物語の中では、自らナゾを考えてもらうために、あまりくわしく説明をしていません。くわしい解説は、別冊「冒険の書」に書かれています。
二進法と十進法のちがい、実際のコンピュータではどのように活用されているかなどを掲載しています。
また、おうちの方向けに、セクションごとの学びのねらいも掲載しています。お子様といっしょに読んで、学びを深めてください。

監修者より

 コンピュータに囲まれて生きる子どもたちにとって、その仕組みを知ることの重要性は増しています。コンピュータを理解するためには、プログラムを書いてみることと、コンピュータ科学を理解することの両方が必要です。

  この本は、この学習法の内容を題材に、物語を読みながら、コンピュータ科学の考え方に触れることを目的としています。子どもたちが、主人公のテラたちといっしょに”ナゾ”を考えながら、コンピュータ科学の楽しさを体験してくれることを期待しています。

兼宗 進大阪電気通信大学 教授
2004年筑波大学大学院博士課程修了。一橋大学准教授を経て、現職。専門はプログラミング言語、情報科学教育。日本語のプログラミング言語「ドリトル」の開発者としても知られる。訳書に「コンピュータを使わない情報教育 アンプラグドコンピュータサイエンス」(イーテキスト研究所)、監修書に「コンピューターを使わない小学校プログラミング教育 “ルビィのぼうけん”で育む論理的思考」(翔泳社)等がある。

白井 詩沙香大阪大学 サイバーメディアセンター 講師
2015年に武庫川女子大学大学院を卒業し、博士号(情報メディア)を取得。武庫川女子大学助教を経て、2018年より現職。専門分野は、ヒューマン・コンピュータ・インタラクション、教育工学、情報科学教育。